ご訪問ありがとうございます!
日本語が話せないカナダ人の夫と、日本に暮らして7年目のマーコです。
国際結婚だと苗字は選択できる

日本で外国人と入籍をすると「夫婦別姓」になります。

それでいいよ!っていう人はそのままでOK。
もちろん夫と同じ苗字にしたいという場合も、可能です。
まとめると国際結婚で苗字の選択肢としては
・自分の苗字をキープする(夫婦別姓)
・自分の苗字をキープする(kinda 夫婦同姓)
・カタカナ姓に変更する(夫婦同姓)
となります。
自分の苗字をキープする(夫婦別姓)
自分の苗字をキープし夫がカタカナの苗字になる。



これは特に手続きをしなくても、入籍するとこうなります。
海外では夫婦別姓や入籍せずパートナーのままということも良く聞きますが、日本はまだまだそこまで行っていません。
今は仕事をバリバリしている女性も増えているので「夫婦別姓」をむしろ喜ぶ人もいますよね♪
自分の苗字をキープする(夫が妻の苗字を名乗る)
実は、外国人の旦那さんが日本人の奥さんの苗字にすることも可能なんです。
正確には通称名を奥さんの苗字で登録することになります。



ペンネームみたいな感じだけど、法的にも認められているんです。
これ、まれなケースかもしれませんが私の周りにもいます。
注意することは、見かけ上夫婦同姓のようですが、実際には「通称名」なので夫婦同姓ではないということ。



だけど、暮らす分には全然夫婦同姓って感じだよね。
カタカナ姓にする(夫婦同姓)
自分自身も旦那さんの苗字と同じくカタカナにする。
そうすることで夫婦同姓のカタカナ姓になります。



入籍時に変えることもできるし、入籍時は夫婦別姓にした場合も6か月以内であれば役所で簡単に変えられます。
私たちは入籍時にカタカナの夫婦同姓にしたのですが、あまりにも簡単で「本当にこれで大丈夫なの?」っと思ったほどでした(笑)
実体験:国際結婚で苗字がカタカナになるメリット


苗字が選択できるっと良いことですが、選択できるからこと悩みますよね。
私は実際にカタカナにしたのですが、カタカナになって早6年。体験したメリットとデメリットを挙げます。
家族みんな同じ苗字になれる



私がカタカナ姓にすることを決めた理由の一番はこれでした。
結婚した時は夫と私二人だけの苗字。子供が増え、その子供たちも同じ苗字を名乗っているのを見てそれを実感します。
職場でみんなに覚えてもらえる
私は、結婚後転職したのですが配属先で私が来る前に名前を見て「一体どんな人が来るんだ!?」っと話題にかなり上がっていたそうです。



転職する前からみんなに興味を持ってもらえたし、どうしてこの名前なのか理由聞きたくてみんなウズウズしてました(笑)
実際に、就職後はみんなからの質問攻め。
この苗字のおかげで、入職時のコミュニケーションがスムーズだったと言っても言い過ぎではありません。
就活に有利!?
職場関係でいうと、やはり就活する際カタカナ姓であることで人事に覚えて貰いやすかったり、興味を持ってもらえるというのはあると思います。



実際に英語が話せたりすると、実力も伴っていてさらにいいですよね♪
夫が外国人だと気付いてもらえる



これは、「外国人だからかっこいいでしょ~」っという意味ではありません。
夫婦別姓のままだと何か特別なタイミングがなければ、夫が外国人であることを伝える機会ってないです。
ただ、夫が外国人であるからこそ(うちの場合は日本語が得意ではないということもあり)、夫のために仕事を休むということもあります。
そういう時に急に「実は夫が外国人で・・・」っとなるより、カタカナ姓であることで最初から「旦那の病院に付き添わなくちゃいけなくて・・・」っと言う方がスムーズかなと。
子供の保育園でもすぐに覚えて貰える
現在二人の子供が通っている保育園は、日本の認可保育園です。
入学式の時の名簿を見てもカタカナ姓の子はうち以外いませんでした。
先生たちはもちろんすべての子を満遍なく覚えて関わってくれているのですが、カタカナ姓ということもあり担当じゃない先生もみんな子供たちのことを知ってくれているなと感じます。
ハーフなんですか?っと聞かれる
これ、メリットかな?(笑)
今までの人生で一度も「ハーフ」なんて言われたことなかったのに、結婚してカタカナ姓になってから凄い確率で「ハーフなんですか?」と聞かれます。



面白いのでいつも、「どこのハーフだと思いますか?」っと聞いています(笑)
大抵、ベトナムとかかな・・・。
実体験:国際結婚で苗字がカタカナになるデメリット


私が実際に体験して感じたデメリットたちをご紹介します。
電話で何度も聞き返される



これは、あるあるですね~
ただこれに関しては、私の場合元々の旧姓も珍しく電話で聞き返されることが普通だったので、特に嫌だとは感じません。
ポイントとしては電話で自分の苗字を名乗る前に「苗字はカタカナなんですが・・・」っと前置きしてから伝えるようにすると80%くらいの人が一度で理解してくれます。
残りの20%は、ただただ、私の滑舌の問題だったり、向こうの耳の問題だったり(笑)
あとは、別に全然重要じゃないような予約などは母の旧姓を言ったりします。めちゃくちゃメジャーな苗字なので。
根掘り葉掘り聞かれる
メリットのところでも出てきますが、この苗字を見た途端に「どうしてこの苗字になったのか」という理由をみんな聞きたくなります。
このおかげでみんなと仲良くなれたと思っているので私はメリットと捉えていますが、旦那さんとの出会いなんかも根掘り葉掘り聞いてくるので、そういうのが苦手な人は・・・。嫌ですよね。



こういう話嫌です。ってはっきり言うのもいいけど、それだと関係が悪くなっても・・・ね。
みんなが興味を持たないような出会いのストーリーを作っちゃうのもありだと思います。(「英語」「海外」というワードってみんなの興味を引いてしまうのでそれ抜きで。)
いい意味でも悪い意味でも目立つ
苗字がカタカナであることで、やはり目立ちます。
特に子供たちはそうなるかもしれないと思います。



親としてはそれが一番気がかりですよね。
考えたくないですが、カタカナ姓というだけでいじめの対象となるかもしれません。
今二人の子供は保育園で集団生活をしていますが、1歳と3歳の子たちにとってはまだ苗字の違いや顔の違いは分かっていないようです。
パパが迎えに行ったときに「外国人がきた!」っとちょっかいをかけてくるのは5~6歳くらいの上の子たち。これが小学校に上がるともっとそうなるんだろうなと思います。
が、これは結局は「カタカナ苗字によるものか?」と言われるとそれだけではないですからね~。
ハンコがない
急にこれ(笑)



はい、ハンコはもちろん特注です。
ネットで注文すればすぐに届くので、そこまで不便に感じたことはありません。
病院受診で目立つ
受付など今は整理券や番号で終始終わるとこともありますが、今でも病院では看護師さんに大きな声で苗字を呼ばれますよね。
カタカナだと一斉にみんなの視線を浴びます(笑)
入籍する前はちょっとそこが気になってました。
が、カタカナ姓になり早6年。もうみんなの視線を浴びることに慣れました!
ネットでエラーになることがある
滅多にはないのですが、カタカナでさらに「伸ばし棒」がある場合ネットで登録しようとした際にエラーになることがあります。
苗字を漢字で入力してください
っとエラーになったり。
ふりがなを入力する際にエラーになったりはあります。
細かいことですが、連続してそうなるとちょっとイライラしたりします(笑)


国際結婚で苗字をカタカナしたこと後悔している?


デメリットもたくさん挙げましたが、結局のところ私はカタカナ姓にして良かったなと思っています。



一番は苗字が同じことで「家族」になれたんだなぁ~っと実感することが多いから。
(※私個人の意見です)
たくさん悩んで決めた苗字だから、後悔したくないですよね♪
少しでも参考になれば幸いです。
コメント