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日本語が話せないカナダ人の夫と、日本に暮らして7年目のマーコです。
日本に移住するとなった時、一番心配なのは「旦那さんの仕事」ですよね。
元々の仕事と同じような仕事に就ければもちろん良いですが、それはなかなか難しい。
日本語が出来ないとなるとさらに不安です。
今回は、夫がはじめて日本に来て就職するまでの経験とやっておいて良かったことをまとめました。
日本語が話せないと日本で就職はできない?
結論から言うと「できます!」
ただ、職種は限られます。
具体的には
- 英語講師(ダントツNo.1)
- リゾート地のホテル業務
- 外資系会社
- 工場勤務
- 母体が海外の会社
などに勤めることになると思います。
配偶者ビザは最強
夫の就活を側で見ていて思うこと。
「配偶者ビザ」を持っている事はかなりポイントが高い!
企業側が、就労ビザを出さなくて良いのは大きいですよね。
夫も面接する際に毎回「ビザはあるんですね!」っと好印象になります。(長く働いてくれるだろうという期待もしれくれる)
【実体験】夫が来日して就職するまでの流れ
結婚する直前まで、私たちは遠距離恋愛をしていました。
結婚から就職までの流れとしては
- 夫観光ビザで入国
- 日本で入籍
- 配偶者ビザ申請
- 配偶者ビザ獲得
- 就活
- 日本語学校
- 就職
という感じでした。
仕事を決めないで入国
日本の企業から就労ビザを貰って入国するという手もありました。
住むところが都心ならそうしたかもしれません。
ですが、私たちの場合最初に住むところは私の実家(地方)と決めていました。
ネットで検索しても地方の情報って少ないです(^^;)
なのでそこは焦らず
「結婚」→「ビザ」→「仕事探し」
をしようと考えました。
とにかく、早く結婚して一緒に住みたかったのもありました。
若かったなぁー…(遠い目…)
難航した就職活動
正直なところ、初めての夫の就職活動は難航しました。
外国人の就職に関する情報が少なく、どこでどのように探せばいいのか手探り状態。
もちろん、外国人の知り合いもいないし。
「みんなどーやって仕事探してるの!?」っと焦りました。
今ならもっと効率的に動けたなと思いますが、当初は限られた情報の中で途方に暮れました。
一度諦めて日本語学校へ
実家に居候していたため、生活費は最低限のみ。
就活が思ったように進まなかったので、一度諦めて(笑)せっかくの機会と考えて、日本語学校に通うことにしました。
最低限のお金で通うため、午前中のみのコースを半年通う事に。
思わぬ「ツテ」で仕事決定!
しかし就活を辞めた矢先に、思わぬツテで就職が決まりました。
そのツテはなんと、
日本語学校の先生。
通い始めて数日で、「近くの英会話教室で先生を探してるよ、聞いてみてあげようか?」っと。
思ってもいない事に夫婦で大喜び!
しかも午前中は日本語学校なので、その後働けるように時間の調整もしてくれました。
夫はスーツを持っていなかったので急遽購入!礼服もいざという時必要なので持っておくといいですよ。
夫の就職歴
日本に来てからの夫の仕事歴をさらっと。
数回変えています!
- 英語講師(子供)パート
- 英語講師(子供+大人)パート
- 外資系(コストコ)シーズナル
- インターの講師(幼稚園)正社員←今ココ
色々突っ込みたいでしょ?笑
日本語ができない外国人の就職活動
先程も言いましたが、基本的に外国人が日本で就職する場合この2種類がほとんどです。
①就労ビザを出してくれる会社に就職して入国する
②他のビザ(観光ビザ・ワーキングホリデービザ・配偶者ビザ)で滞在し、仕事を探す
現実的にはそのほとんどの人の最初の仕事は「英語講師」です。
工場勤務・IT会社・外資系の会社・・・などもろもろの候補は、一度英語講師をしてからの「転職先」として見つける人が多いのが現状です。
日本語ができない外国人の場合やはり強みとなるのは言語ですからね。
ただ、夫の場合は第一言語がフランス語。
そこにも不安がありました。
それでも、英語がネイティブレベル(というか言わないと気付かれないレベル)だったので、特に問題なく「英語講師」ができました。
入国前に就労ビザを取るなら
自国でゆっくり就活をしていい仕事が見つかった時に入国するというやり方ができます。
その場合は、「就労ビザ」を出してくれる会社であることが条件です。
「就労ビザ」と聞くと、凄くレアな仕事探しに聞こえますがさっきも言ったように「英語講師」の募集をしている会社であれば大抵ビザも出してくれます。
入国前に仕事を探せるサイト
外国人の仕事探しで有名なのは「ガイジンポット」です。
日本語ができない、海外からの応募も可なども選べます!
「海外からの応募可」の中には、「就労ビザを出すからうちに来てくれ~」っという会社からの求人もあります。
入国後に仕事を探すなら
就労ビザではない他のビザで入国し仕事を探す場合は、日本人と同様の就活方法になります。
ハローワーク
仕事探しといえば・・・で日本人にはお馴染みの「ハローワーク」。
外国人の案件もあります。
ハローワークには、外国人に対応できるところもあるので地域のハローワークで検索してみるといいですよ♪
我が家は地方在住ですが、意外と地方にもありました!
地域のコミュニティセンター
日本に来たばかりだと、外国人の知り合いや友人もいない。
私たちの住んでいた地方では、コミュニティーセンターの掲示板に外国人の求人が貼られていることもありました。
ハローワークよりも早く求人情報が貼られていることもあったので要チェックです!
gaijinnpot(ガイジンポット)
日本に来てからもこのサイトはフル活用できます。
ただ、求人は都会が多い傾向にあるので地方在住の場合は探しにくいことが多いです。
でも時々ポンっと上がってくることもあるので、夫は今でも時々チェックしています。
転職活動で登録しておきたい「人材紹介会社」
夫の周りの外国人でも多いのが、最初は「英語講師」として働き、その後転職サイトを通じて転職するというやり方です。
英語講師の仕事が好きならもちろんそのままでもいいんですけどね!
でも、外国人って転職好きですよね~(私の勝手な統計です・・・)
日本人は一つの会社にどれだけ長く務めるかということが評価されていましたが、海外は違いますもんね。
ということで、お勧めの人材紹介会社をどーーーーんっと載せていきますね。
安心の大手
◆マイナビエージェント
>>20代・第二新卒・既卒の転職ならマイナビジョブ20’s!!
【こんな人におすすめ】
- 首都圏・愛知・岐阜・三重・大阪・京都・兵庫・奈良・滋賀の求人多め
- 20代
- 登録無料
- ビジネスマン
- チャレンジ志向のある人
20代に特化している転職サイトです。
若いから何でも臆することなくチャレンジしてみれる。
日本語に少し自信がないからって臆さないタイプならまずは登録してみるのもあり!
通常の転職サイトでは掲載されていないような”非公開求人”が80〜90%を占めています。
◆アルバイトEX
【こんな人におすすめ】
- パートもフルタイムも全部一括で見たい
- 全国の求人が見たい
- アルバイトだけではなくフルタイムの正社員の募集も多い
- 色々な種類の仕事を見たい
「地域」「職種」「人気の仕事」「ブランド名」など自分が気になるところをピックアップして検索できます。
正社員の仕事を探すののもちろんいいですが、パートタイムでも時間が多ければ社会保険にも入れてもらえるので幅広く探してみるといいですよ♪
夫も最初は「パートタイマー」で働き始めました。
日本で働くこと自体初めてなので、それくらいの気持ちの方がいいかなっと思います!
夫はこのサイトを使ってコストコに応募しました。
穴場
◆リゾートバイト
>>行ってみたかった憧れのリゾート地でアルバイト!【リゾバ.com】
【こんな人におすすめ】
- スキーやボードが好き
- 夏は沖縄、冬は北海道で働きたい
- 外国人がいる環境で働きたい
- 高時給で探したい
- まずは日本でお金を貯めたい
職種はレストランのホール、ホテルのフロント、旅館の仲居さんといった 接客から調理補助や清掃などの裏方業務、マリンスタッフ、スキー場などの アクティビティスタッフまで多種多様。
リゾート地に住み込みで働くことになるので、とにかくお金が溜まります。
例えばスキーなどのリゾート地には外国人観光客が多く来るため英語が話せるスタッフが重宝されます。
工場勤務
◆コウジョウブ
>>【コウジョブ】工場・製造業のお仕事に特化した求人情報サイト
【こんな人におすすめ】
- 工場勤務で探したい
- 高収入の仕事を探している
- 日払い・週払いなどの条件で検索している
- 寮付きや寮完備の仕事を探している
- 工場や製造業の経験者
- 会員登録無料
外国人でまだ日本語に自身がない場合は、黙々と仕事ができる工場勤務は候補に入ります。
日払いや週払いなどまずは単発でお試しでやってみて、よければその後も延長を交渉するなどでも良いですよね。(その場合は奥さんの介入が必要になります)
もし、自国で製造業をしていたならその強みを活かすことも可能です!
◆お仕事情報ネット
- 寮付で探したい
- 製造業に興味がある
- 工場勤務なので話さず黙々と働ける
- 会員登録の必要はなく気になったものに応募できる
- 検品、検査、仕分け、ピッキングなどの軽作業を希望している
男性だけではなく、女性にも人気の高い求人が多数あります。
会員登録も必要ないので、とりあえずブラウジングしてみるだけでも「こういうのがあるのか」っという目安になります。
寮は家具が付いているところも多いので、日本に来たばかりで何もない・・・という場合に最初は「寮あり」のところで働いていくというのも手です。
外国人の就活!日本語に来る前にやっておいて良かったこと
①自分に出来ることは何かを洗い出す
まずは自分に何が出来るかを洗い出します。
何語が話せるのか
教えられる言語は何か
言葉を必要としないスキルはあるか
キッチン経験があるなら日本語が話せなくても働けることも!
専門分野であればあるほど、可能性もあります。
②TEFL TESOLのコースを受ける
外国人の仕事として一番探しやすいのが「英語の先生」です。
ただ、いくら自分の言語といっても人に教えるのって結構難しいもの。
夫は日本入国前に自分で調べて、TESOLの資格を取りました。
TESOLとは、英語を母語としない人に英語を教えるための資格です。
コースは様々あり、数時間のものから1ヶ月単位のものまで。(それにより料金も変わります)
- 効果的な英語レッスンの計画と実施法
- さまざまな教育テクニックの理解と利用法
- 英語への関心の高め方
- 学生が言語を学ぶ上でのニーズの評価法
- 世界各国の語学学校での教え方
などを学ぶ事ができ、自信を持って英語を教える事が出来るようになります!
夫も取っておいて良かった!っと話していました。
③日本語を勉強する
ここはもちろん大事なポイントですよね。
日本に住む事を考えているなら、パーフェクトにはなれなくても勉強し続ける必要があります。
日本語って本当にめちゃくちゃ難しい言語なので、すぐに身につけられるものではありません。
平仮名とカタカナの読み書き、挨拶などの基本的な事から始めましょう♪
就職活動時の心得
なんでもチャレンジする
とりあえず、なんでもやってみる!
それに尽きると思います。
パソコンを見つめながら「これは難しいよなぁ」っと悩む時間は勿体ない!
やってみたら意外と大丈夫だったり、自分に合っているかもしれない。
外国人に優しい会社がどうかも、勤めてみなければ分かりません。
合わなかったら、違う仕事を探せばいいだけ!っというくらいの気持ちでいた方が楽ですよ〜。
ピッキーにならない
元々凄いキャリアの持ち主だと、日本で急に質を下げた仕事につくというのに耐えられないかもしれません。
もちろん海外でのキャリアが役立って、いい仕事が見つかる可能性もありますが…
やはり、日本語ができない場合は最初は高望みすぎる仕事は難しいです。
「仕事の時間」「給料」「休日」などパーフェクトなものを探していたら、一生見つからないかも!?笑
夫の場合は、「ホリデー」に関してかなりピッキーでした…
日本と海外たと根本的な考え方が違ったりするので、少しづつ受け入れていくしかないんですよね〜
日本語が話せないことを卑屈にならない
今までの二つと真逆なこと。
日本語が話せないから無理だ…っとネガティブになりすぎないことも大切です!
夫は去年、日本語が話せない中でも日本語環境で働きました。
「日本語」という事が無ければ、もっと早く仕事の内容が理解出来るし、同僚とのコミュニケーションも上手くいくのに….っともちろん思いましたが。
それでも、同僚は受け入れてくれたし、職場も契約を更新してくれるという話になりました。
何事もやはりやってみないと分かりません!
まとめ
日本語が話せなくても日本で就職することは可能です。
むしろ、「ネイティブの英語の先生」になれるのは外国人だけなので需要はかなりあります。
英語講師として就職し、その後どこに転職するか。
外国人でも、転職して英語講師以外の仕事をしている人は沢山周りにいます。
夫のはじめての日本語環境への転職についても今後詳しく記事にしますね!
日本語が話せないシリーズ
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